子供は親に何かを教えるために生まれてくる。

今日は「子供は親に何かを教えるために生まれてくる。」という事について書いていきたいと思います。

 

良く、「子供は親を選べない」という言葉を口にする人が居ます。

そんな時僕は本当にそうだろうか?と考えます。

僕は癖で基本的に他人の発言に対して疑問から入ってしまう性分なのでそこは許してほしいのですが、先ほどの話に戻ると、本当に親を選べないのでしょうか。

 

生まれる以前の事を覚えてる人いますか?いやその前に僕なんか生まれてからの事すらろくに覚えていない事が多いのですが^^;

覚えていない事は無かったことにできるのでしょうか?人間の生まれる前や死んだ後の世界なんか誰も知らない(多分)のに「子供が親を選ぶ事ができたかもしれない」事に言及する人が少ないのは何故なんでしょう。

 

ちょっとオカルトチックな話に聞こえるんですが、そういう意味で言うなら「子供は親を選べない」という意見も十分にオカルトに聞こえます。何故なら生まれる前の事を断定しているのだから。「子供は親を選べない」という事を断定できるだけの材料を持っているのはオカルトチックじゃないでしょうか。それとも断定はするけどソースは提示できないという無責任発言でしょうか。「子供は生まれる前に親を選べる」事を証明できないのと同様に「子供は生まれる前に親を選べない」事も証明できないのです。

 

ちょっと話がそれました。僕は「覚えてはいないけれども人が生まれる前と死んだ後の世界がある」と考えています。なのでこれから書く事はあくまで僕の仮説です。

 

 親は子供が生まれたら色んな事を教えていくと思います。以前の記事で「人間は親に

なった時にクラスチェンジするのだ」というような内容の記事を書いたと思うのですが、人が人に何かを教えている時、教えている人も教えている内容を再確認しています。むしろ自分の考えを言語化する作業が必要なので教えるという行為は教ている人程恩恵が多いです。

それと同じような理由で子供を育てる過程で自分の考えを言語化して自分の中に蓄積できるという意味でも子供が親に色んな事を教えてくれる事になるのかなと感じます。

 

自分という存在ではないけど自分の中から生まれ出て自分を投影したような存在である言わばもう一人の自分である子供は、まるで自分とは違う人格や考えを持ち、時には感心させられるような発見や出来事をもたらしてくれます。これは赤の他人では感じることのできない感覚です。

 

また子供を持つ事によって自分を縛る様々な制限が発生します。独身の時のようにいつでも自分の好きなように予定を立てて好きなだけお金をかけて色んな人と遊ぶなんてことができなくなります。その制限の中で子供や家族を守るという事がどんな事であるかを学んでいくんだと思います。

 

人間には人それぞれに全然違う性質を持ち、人によって足るもの足りないものが違っています。自分に足りない課題を子供が解決する糸口を教えてくれているような気がしてこういった仮説をたてました。感覚的な話なので言葉にするのが難しいですが、親は子供から教えられるともなく沢山の事を教えてもらっているというお話でした。