人間万事塞翁が馬
今日は僕の座右の銘について書いていきます。
中国の故事から来る言葉で「人間万事塞翁が馬」という言葉があります。
調べればどっかのサイトに書いてあるのですが、書きたいので内容を書いておきます。
ちなみにこの字の読み方は「じんかんばんじさいおうがうま」です。人間は(じんかん)と読み、人の人生を表します。塞翁は砦のそばに住むお爺さんという意味ですが、当時人の一生は短かったのでおそらく40代位の人をお爺さんと呼んでいたのだと思います。
昔、砦のそばにお爺さんが住んでいました。
ある時お爺さんの息子が馬を捕まえてきました。
村の人たちは「良い馬だね!ラッキーだったね!」と言いました。
でもお爺さんは「いやいや。そんなラッキーな事でもないよ。」と言いました。
暫くたってお爺さんの息子が馬から落ちて足を怪我してしまいました。
村の人たちは今度は「あぁ、馬を手に入れたばっかりに大けがしてやっぱり悪いことだったんだね」と言いました。
でもお爺さんは「いやいや。それほど悪いことでもないよ。」と言いました。
また暫くたって戦争が起こってしまいました。村の人たちの息子は戦争に行き大勢死んでしまいましたが、お爺さんの息子は足が悪いということで戦争に行かず死なずに済みました。
というお話です。このお話から人生では何があるかわからないからそれで一喜一憂してもしかたないという意味があるようです。
人には人生の目標や目的があると思いますしそれはすごく良いことだと思います。しかしそれが叶わなくて大きな挫折を味わう事だってあると思います。時には人生に絶望して命を絶ってしまう人もいるかもしれません。でもこれだけは言いたい。
生き続ける限り人生の転機は何度でもやって来ます。
できるだけ取り返しのつかない大きな失敗はしない方が良いですが、もし仮に大きな失敗をして多くの物を失ってしまっても、最初からコツコツやり直してみると案外早く取り戻せたりするものです。
また、失敗する事で今まで見えてなかった新しい世界を見ることができるようになったり、案外失敗した先の方が良いものがあったりすることもあります。世間の常識に囚われないものの見方ができるようになったりします。
もちろん苦悩もありますが、僕は悩んでこそ人間だと思います。悩まなくなったら人間として何かがおかしくなっている事を疑ったほうがいい。
というわけで、次回は「悩み」について書いていこうと思います。間に何か入るかもしれんけど。今回はこの辺で~