差別というものについて

 僕はYahooニュースを良くみます。TVとかあんまり見ないので時事の情報は大体Yahooニュースやまとめサイトなどで閲覧します。

今日はその中で気になった話題を取り上げたいと思います。

ちょっと難しい内容ですが、「差別」についてです。こちらの記事から引用しますので詳細に興味のある方は参照してみて下さい。

 

まず記事の内容を簡単に紹介します。

黒人男性と日本人女性が数年前に日本で出会い3年間の遠距離恋愛の末2019年10月に結婚した。

二人は日本で付き合っている間や彼女に会うために男性が来日している間、色々な差別を受けた。具体的には見知らぬ高齢の女性に黒人と付き合う事について注意されたり、男性の方は電車で避けられたり、警察官に呼び止められ自転車が盗まれたものでないか職質を受けたり。

そういった事があったので結婚後はアメリカで生活しようと決めた。

しかし、アメリカのミネアポリスで、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさん(46)が5月25日、警察官に首を膝で押さえつけられ死亡した事件が発生。
男性は黒人としてアメリカで生活することについて、こう語る。(以下引用)

 

「黒人としてアメリカで生きるということは、どれだけ努力をして、どれだけ完璧であろうとしても『黒人である』という理由だけで、築き上げた全てを奪われることがあるということを、受け入れて生きるようなものです。黒人であるという理由で警察官にケガをさせられたり、時には命を奪われたりしてもなお、その警察官は刑罰を逃れることもあります」

「裁判官は、あなたが黒人であるという理由だけで、重い刑罰を下すこともあります。あなたがもし高級車を所有していても、『その車は盗んできたものだ』と言われることもあるのです。これらは全て、過去に何度も黒人の身に実際に起きてきたことです」

 

彼らは「アメリカでの差別の方が深刻な問題だとは自覚していた」とする一方で、「将来、黒人の子どもを育てることを考えたら、アメリカで生きる方が幸せなのではないか」と考えたという。

しかし、アメリカに移住してみると、映画や本、音楽で繰り返し表現される、組織的人種差別が私たちの生活に恐ろしいほど『馴染んでいる』ことを実感した。

そして、「彼ともたくさん話をして、日本で生活することも視野に入れるべきではないかという話もしています。そうするにしても、日本社会での人種差別に向き合わなければいけません」

(引用終わり)

 

この記事を三行に要約すると、黒人男性が日本で日本人女性と出会って差別を受けたから結婚後はアメリカに住むことにしたけど、アメリカではもっとすごい差別があったからやっぱり日本に住もうか考え中。

 

ということなんですが、日本での出来事で差別っていえるの高齢の女性の件位じゃないでしょうかね。電車で避けられたというのもそれにあたるのかな。その他は差別というか、日本人でもありますけど。という感じですね。

日本人による外国人差別で外国人が殺されたとか聞いたことないんですが。それで良く日本には人種差別があるからアメリカに住もうと考えるよなという感想です。

この記事に恣意的なものを感じる部分が、アメリカの差別を先に書いておいて後から日本の差別の話を書き、さも日本にも同様の差別があるかのように情報をミスリードさせようとする所です。実際はどうなのかわかんないですが。情報がところどころ前後しているせいで記事の文章が非常にわかりづらくなっている。

 

差別といえば、よく外国人の反応で日本では外国人は家を借りる時外国人という理由で借りれない!差別だ!とかみるんですが、昔不動産業をしていた身としては外国人には家を貸したくないという大家さんの意向はよくわかります。

僕が以前勤めていた会社が管理していた外人可の物件で、翻訳業をしている日本人男性に部屋を貸したんですが、その男性が外国人をどんどん呼び寄せその建物が外国人ばかりになった事がありました。その時のゴミの出し方や、3階建ての建物だったんですが、上からのタバコのポイすて、友人同士集まってのドンチャン騒ぎなどで近隣から度々クレーム、家賃の不払い、退去時の部屋の棄損、清算費用不払い。日本人が住みづらくなり出ていくなどがあり、以降外国人禁止になってしまいました。

 

これは差別ではなく区別です。そういった区別とアメリカにある根本的な人種間の軋轢による差別とは別物です。

差別を叫べば差別を理由に不当な権利を求めそれが現実化しているので、そういう理由で差別は永遠に無くならないんじゃないかなーと感じる所です。

線引きは難しいですが、行政にはさまざまな利権を精査して欲しいなと思います。